家の周りやマンションの出入り口や廊下など、外でゴキブリを見かけたら、「家に入ってきたらどうしよう…」とゾッとしますよね。
なぜ外にいるゴキブリは家の中に入ってこようとするのでしょうか?それは実は餌と水を求めているからです。
ですが、ゴキブリ対策をすることで外にいるゴキブリを退治したり、家に入ってこないようにしたりできます。
この記事では外のゴキブリ対策の方法やおすすめグッズを紹介します。
やっておきたい屋外のゴキブリ対策!特に危険な5箇所とは?
そもそもゴキブリはどこからやって来るのでしょうか?

家の戸締りもしっかりしているし、ゴキブリが入って来るはずないのに…。
実はゴキブリは数ミリの隙間があれば家の中に侵入できると言われています。ゴキブリの侵入経路になる場所を詳しくご紹介します。
小さな隙間から侵入される玄関
玄関には本来であれば隙間はないはずですが、アパートの場合、数ミリの隙間がある場合も多いです。私が住むアパートも築年数が浅いのに、玄関の扉の下部分に数ミリの隙間があり、小さな虫なら簡単に侵入できます。
一軒家の場合も、経年劣化などが原因で玄関の扉に隙間ができてしまうことも…。害虫の侵入も許してしまい、隙間風も入ってしまうので、玄関の隙間は埋められるなら埋めましょう。
そして、玄関周辺は下駄箱に隠れられたり、アパートの場合お風呂場が近くて湿度も高かったりと、ゴキブリにとっては最高の場所で、そこに居ついてしまうこともあるのです…。
意外と見逃しがちなエアコンの室外機
室外機は室内とつながっていますが、実はこの室外機をゴキブリが通ってやってくるのは基本的にありえません。なぜなら、外からの異物を通さないような仕組みになっているからです。
ですが、室外機についているドレインホースという水を排出するホースからは小さめのゴキブリなら侵入する可能性があります。
また、エアコン設置時に配管用に壁に穴をあけるのですが、その隙間がゴキブリの侵入口になってしまうことも…。この配管の隙間は粘土などのパテで埋めるのですが、時間が経つとはがれてきてしまいます。
窓やベランダ周りは植物にも要注意
玄関が侵入口になるのと同じで、ゴキブリは窓やベランダなどの隙間からも入ってきてしまいます。また、2階以上のアパートに住んでいるからといって安心しないでください。想像すると恐ろしいですが、実はゴキブリは4~5階ほどの高さなら飛んで来れるのです。
また窓やベランダ周辺の植物にも要注意。世話をしてもらっている植物の土には水分がありますよね。ゴキブリにとってはこの水分が恵の水です。
シンク下の隙間や排水管
シンク下や洗面所下の収納の部分には排水管が通っています。この排水管の隙間がゴキブリの侵入経路になることもあります。
しかも、水場が近かったり、シンク下収納に食べ物が入っていたりするので、ゴキブリにとってはパラダイス。
隙間を作らないことや食べ物をそのまま置いておかないことが大切です。隙間がある場合はパテなどで埋めましょう。
段ボールはゴキブリの絶好の住処
通販などでお買い物をした後、段ボールを溜めてしまっていませんか?この段ボール、実はゴキブリのエサにも住処にもなってしまうのです。なぜなら、段ボールはゴキブリが好む薄暗くて暖かい場所を作ってくれるから。また、実は段ボールはゴキブリのエサにもなります。
段ボールの小さな隙間には、ゴキブリの卵が産みつけられることもあるので、黒い小さな卵を見つけたら、早めに処分しましょう。また、段ボールは家に溜め込まないようにも気をつけてください。
屋外のゴキブリ対策に効果的な方法とは?一軒家・賃貸ごとに紹介
家の外にいるゴキブリを退治するために、また家の中に外からやって来るゴキブリを入れないために、できるゴキブリ対策をご紹介します。一軒家と賃貸のアパートなどではできる対策が異なることもあるため、それぞれ詳しく説明します。
家の中を清潔に保つ(一軒家・賃貸共通)
まず、最も大切なのは家の中を清潔に保つことです。次のような状態になっていないかチェックしてみてください。
- ゴミが散らかっている
- 段ボールを溜めこんでいる
- 食べ物がきちんとしまわれていない
- 暗くて湿気の多いゴキブリが好む場所が多い
- 掃除をしないのでほこりや髪の毛がたくさん落ちている
掃除や片づけをしないと、ゴキブリのエサを求めてやってきてしまいます。ゴミや食べ物だけでなく、ほこり・髪の毛・段ボールなどもエサになるので、こまめに掃除をして家を綺麗に保ちましょう。
家の周りにゴキブリの水場を作らない
ゴキブリはエサと水を求めて色んなところを徘徊しています。水場を作らないこともゴキブリ対策に有効です。
一軒家の場合
一軒家の場合は庭などのスペースがあるため、気づかないうちにゴキブリの水場を作っていることがあります。例えば、庭に水を入れたバケツやジョウロなどを置きっぱなしにしていませんか?また、庭の草木に水をあげることでその土が水分を含み、ゴキブリの飲み水になることも。植物の世話は避けられませんが、水を溜めて置いてくことがないように気をつけましょう。
賃貸の場合
賃貸の場合は、一軒家ほど大きな庭はないかもしれませんが、窓際やベランダで植物を育てている方もいますよね。窓際や玄関などゴキブリの浸入路付近に水分を含んだ土がある場合ゴキブリの飲み水になってしまいます。植物の受け皿の水もそのままにしないようにしましょう。
また、賃貸は玄関からお風呂などの水場への距離が比較的短く、ゴキブリにとってもありがたい構造。お風呂場は換気をして、カラッとさせておくことも効果的です。
段ボールや新聞紙を溜めない(一軒家・賃貸共通)
段ボールや新聞紙は湿度や気温を保持してくれる効果があるので、ゴキブリにとっては絶好の住処。段ボールや新聞紙はエサにもなりうるので、溜まる前にすぐに処分することが大切です。玄関にまとめて置いておくと、侵入してきたゴキブリはそこに居座ってしまいますので気をつけましょう。
段ボールや新聞紙などを放置しているとその隙間にほこりもたまるので、デメリットしかありません。こまめに片づけて家の中を清潔に保ってくださいね。
毒餌やゴキブリ除け効果のあるグッズを使う
家の周辺や庭でゴキブリを見つけた場合、ゴキブリ対策をして家に入れないようにしましょう。
一軒家・賃貸共通
- 換気扇に防虫フィルターを貼る
- 室外機のドレインホースをストッキングや目の細かいネットなどで蓋をする
- 玄関・窓周辺の侵入口になりそうなところにゴキブリを寄せ付けないスプレーかけたりや忌避剤・毒餌を置く
一軒家の場合
一軒家の場合は庭・窓・玄関・ベランダなど、侵入口が賃貸よりも多いので、対策もしっかり行いましょう。一方で持ち家なので、大胆に隙間をふさいだりして手を加えやすいのはメリットです。一軒家でできる対策をご紹介します。
- 窓の隙間や玄関の隙間を埋める
- シンク下などの排水管の隙間を埋める
- 軒下や庭に毒餌をまく
賃貸の場合
- ベランダ部分に毒餌を置く
- 剥がせるテープなどで排水管や玄関の隙間をうめる
- スプレータイプの殺虫剤や忌避剤を自室周辺のアパート共有スペースに吹きかける
隙間は100均やホームセンターで売っているテープやパテで埋められますよ。賃貸の場合は、部屋を汚したり、他の住人の方の迷惑になったりしないように、気を付けてゴキブリ対策をしてくださいね。
屋外のゴキブリ対策におすすめのグッズ
外に設置できるタイプとスプレータイプの2種類を紹介します。一戸建てでも賃貸でも使用できるので、ぜひどちらも試してみてください。
バルサンGキャップ屋外用プランツカバー 1,011円(税込)
バルサンGキャップ屋外用は、雨に強い構造になっているので、外で使用できる優秀なアイテム。庭・ベランダ・室外機・プランター周辺に設置してください。
ゴキブリに有効な成分が通常のバルサンGキャップの12倍で、即効性があります。メスの持つ卵に効果があるのも嬉しいですね。
KINCHO コックローチ ゴキブリがいなくなるスプレー 1,088円(税込)
こちらは屋内用ですが、効果がなんと1ヵ月も続きます。玄関・窓などのゴキブリの侵入口にスプレーしておきましょう。
屋外は風や雨がありますが、屋根がついている場所やアパートの共有部分なら雨が避けられますので、そこで使うのもおすすめ。ただし、他の住人の迷惑にならないよう、自分の部屋の周辺だけにしておきましょう。
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