【アパート蜂の巣】見つけた時の正しい対処法

何だかアパートの周りで蜂をよく見かけるんだけど…。刺されそうで怖いわ。

家の周りで蜂をよく見かけるようになったなら、もしかしたら近くに巣を作っている可能性があります。どんな蜂であっても、巣に気づかずに近づいたりすると危険です。

蜂の巣がアパートにできてしまったときに、どのようにするべきか知っておきましょう。蜂の巣を見つけた時の対応方法や駆除の仕方などを詳しくご紹介します。

アパートに蜂の巣が!見つけた時はすぐ管理会社に連絡を

アパートの建物やその周辺に蜂の巣を見つけた時は、すぐに管理会社に連絡を入れましょう。早く知らせることで、他の住民の人のためにもなります。また、場所によっては管理会社が対応してくれることもあるので、すぐ連絡を入れて駆除してもらいましょう。

アパートの蜂の巣は放置NG?放置するリスク3つ

できてしまった蜂の巣を放置すると百害あって一利なしです。放置した場合はさらに危険な状況になってしまいます。蜂の巣を放置するリスクを3つご紹介します。

巣を放置すると蜂が繁殖し巣がどんどん大きくなる

巣を見つけた時、まだ小さかったとしても、放置しているうちにどんどん蜂が繁殖し、蜂の巣も大きくなっていきます。

蜂の群れが大きくなると、たくさんの子どもを育てるために働き蜂たちは行動範囲を広げて餌を探し求めます。蜂の行動範囲が広くなればなるほど、人間にとって出会う危険性が増えてしまうのです。

また、蜂は増えると群れを分けて行動することがあります。このように分かれた群れは、また新たに巣をつくるので、気づかぬうちに違う場所に巣ができてしまうことも…。

蜂が繁殖する前に早めに駆除することが大切です。

蜂の巣のせいで他の害虫や害獣が寄って来る

イメージしずらいかもしれませんが、蜂の巣があると他の虫や獣がよってきます。スズメバチのように獰猛な蜂は、他の蜂の巣を襲います。

他にもミツバチのように、蜂蜜を貯蔵している蜂の巣の場合は、害獣がやってきます。特に危険な動物はクマ。都会ならクマの心配はありませんが、田舎ならクマが出る可能性は十分あります。養蜂場をしている家にクマが出没することもよくありますので、気を付けてください。

蜂に刺されたり行動が制限される

蜂は警戒心が強く、近づくものに攻撃してきます。どの蜂でも刺されると強い痛みがあり、腫れあがります。特に危険なのはスズメバチ。好戦的かつ、ミツバチなどと違って針を刺すことで死んだりしません。また、毒性も高く、刺されると人は死に至ることもあります。

また、蜂たちが巣をつくるとき、雨が避けられるように建物の内側や木や地面に巣を作ることが多いです。ベランダや通路などに巣を作られると、行動が制限され厄介です。

アパートで蜂の巣が作られやすい場所5つ

蜂によってどこに巣を作るかは好みがあります。しかし、基本的には雨風をしのげる場所に巣を作ることが多いです。

アパートの場合、次のような場所が巣が作られやすいと言えます。気になる部分には殺虫剤などをまいておくと蜂の巣も作られにくいので、以下の場所に対策しておくといいですよ。

雨風をしのぐベランダや軒下

ベランダや軒下の部分は雨が当たらないので、蜂にとってもありがたい場所。よく家の屋根の下に蜂の巣が作られているのを見かけますよね。同じようにアパートでも、ベランダの屋根部分や軒下は蜂の巣が作られやすいです。

アパートに住んでいるとベランダに洗濯ものを干すことも多いので、ここに巣を作られてしまうと大変。他の住居者にも危険が及んでしまいます。

玄関や廊下などの共有スペース

アパートだと、玄関部分に廊下部分にも屋根があります。雨風をしのげるので、どこに巣が作られてもおかしくありません。

玄関も廊下も住居者が使うスペースですし、お子さんなども通りますので蜂に刺されると大変危険です。

庭の植え込みや土の中

蜂によっては庭の植え込みや地中に巣を作ることも。特にアシナガバチの巣は都会でもよく見られ、アパートの周辺の植え込みにも巣を作ります。

また、スズメバチの仲間には、地中に巣を作る種がいます。オオスズメバチやクロスズメバチです。クロスズメバチは体が小さく、ハエと間違われることもあるほど。ですが、毒を持っており、刺されると腫れて痛むので、注意してください。

物置やガレージなど人の出入りが少ない場所

アパートではあまりないかもれませんが、物置スペースやガレージなどがあれば要注意。施錠ができていないと蜂も入り込んできます。

人の出入りが少ないと、荷物の隙間などに蜂の巣ができてしまう可能性があるので注意しましょう。入口の隙間が無いか確かめたり、定期的に殺虫剤をまいたりするといいですよ。

アパートの蜂の巣は自力で駆除しても大丈夫?注意点と手順

アパートにできてしまった蜂の巣は、場所によっては駆除に費用が掛かることも…。なるべくお金はかけたくありませんし、すぐに蜂の巣を駆除して安心したいですよね。蜂の巣やハチの種類によっては自力で駆除することが可能です。自力で駆除するときの注意点と手順をご紹介します。

自分で蜂の巣を駆除するときの注意点

まず、蜂の巣が以下のような状態なら自分で駆除するのは危険です。業者に駆除してもらうのがいいでしょう。

  • 蜂の巣がかなり大きくなり、蜂の数も多い場合
  • スズメバチなどの危険な蜂の巣の場合
  • 蜂の巣が作られた場所がかなり高いところにある場合

次に、自分で駆除できると判断した場合、次の点に注意しましょう。

  • 駆除は夕方~夜の暗い時間に行う
  • 駆除するときは白っぽい色や淡い色の服を着る
  • 分厚い手袋・長靴を着用する
  • できれば防護服を着る

防護服は自治体で無料で貸し出しをしているところもあるので、お住いの市役所などに尋ねてみてください。

自分で蜂の巣を駆除するときの手順

用意するものはこちらです。

  • 蜂用の殺虫スプレー
  • 大きめのゴミ袋数枚

殺虫スプレーの残量は必ず確認しておきましょう。できれば新品がいいです。

次に手順を紹介します。

  • 殺虫スプレーを少し離れた場所から蜂の巣の入り口あたりを狙って吹き付ける
  • 蜂が驚いて出てきますが、スプレーをかけ続ける
  • 蜂が弱ってきたら巣に近づいて、残った蜂にスプレーをかける
  • 蜂の巣をゴミ袋で覆い、口を絞って、蜂の巣を落とす
  • 袋の口を絞ったあとも、袋の中に殺虫スプレーを噴射する
  • 蜂の巣を入れた袋を何枚か重ねて袋に入れて縛る

蜂は夜には巣に戻って休みます。しかし、駆除する前に巣の周辺で音をたてたり、うろうろしたりすると、夜でも蜂は警戒して巣の外に出てきます。

蜂が周りを飛び回ったり、巣の表面にたくさん出てきたりしている場合は無理せず別の日に行うのがいいでしょう。

アパートの蜂の巣駆除は場所によって自己負担になる

アパートに蜂の巣を見つけたら、管理会社が駆除してくれるのでしょうか?実は、場所によって費用の負担は管理会社になることもあれば、住居者になることも。

一般的に蜂の種類によってこのよう費用がかかります。

  • スズメバチ…10,000~40,000円
  • アシナガバチ…8,000~20,000円
  • ミツバチ…8,000~30,000円

駆除費用はけっこうかかるので、管理会社に負担してもらえたら助かりますよね。

どんなケースなら管理会社が負担してくれるか、自己負担になるのか、解説していきます。

アパート共用部分は管理会社の負担

玄関周辺や部屋前の通路・階段、アパートの植え込みなど、アパートの共有部分に蜂の巣ができた場合は管理会社が駆除費用を負担してくれることが多いです。

蜂の巣を見つけたら、すぐに相談しましょう。

個人で使用している場所は入居者負担

逆に、アパートのベランダや住居者スペースの庭など、個人で使用している場所は入居者が費用を負担する場合があります。

ただ、他の住居者にも危険が及ぶこともありますので、まずは管理会社に相談してみるのが一番です。

契約内容次第で全額管理会社が負担してくれることもある

蜂の巣が、アパートの個人の住居スペースにできた場合でも、契約内容によっては管理会社が負担してくれることもあります。

家賃以外に、「共益費」や「管理費」を支払っている場合は、駆除費用を負担してくれる可能性が高いです。契約書を確認し、管理会社に相談してみるといいですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました