スズメバチやアシナガバチなど、大型のハチはこの季節になると活動が鈍り、殆どの働きバチは冬の前に死に絶えてしまいます。
残るのは、次の春の女王バチだけということが多いようで、働き蜂の一部が付き従う場合も、ごく少数である場合がほとんどです。
一方、ミツバチはどうでしょうか?実はミツバチはスズメバチやアシナガバチと異なり、女王バチも働き蜂も、全てそのまま冬を越します。それも冬眠すること無く、巣に溜め込んだハチミツを消費しつつ、固まって越冬します。
ミツバチは直接人間に害があることは少ないものです。養蜂場などでキチンと管理された環境なら、ハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリスなど、私達の食生活にも関連しているものを生産してくれる家畜のような存在です。
しかし、それが住宅内に巣を作ると、少し厄介な話になります。ミツバチの巣には大量のハチミツが溜め込まれるのですが、一部が漏れだして、壁や天井を汚す例があるのです。
また、こちらにその気がなくても、ミツバチの巣に近づいてしまうと、他のハチ同様に攻撃を受けることがあります。スズメバチと比べると見た目も小さいミツバチですが、毒の強さだけで言うとスズメバチやアシナガバチより強いと言われています。
アナフィラキシーショックの危険性もありますから、ミツバチの巣、それも越冬中で活動が鈍いとはいえ、迂闊に近寄らない事をオススメします。
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