スズメバチとともに夏の始めから秋頃まで出没するアシナガバチ。
もし、お家などにアシナガバチが巣を作ってしまって、駆除をしなければいけなくなったときのための知っておきたいポイントをまとめましたので、ご参考にどうぞ。
アシナガバチの特徴についての3つのポイント
アシナガバチは見た目も生態もスズメバチにそっくりで、見かけるとついつい怖くなってしまうものですが、よく見ていくとスズメバチとは大きな違いがあることに気が付くと思います。
アシナガバチの巣の駆除を実施する場合、この特徴については覚えておくほうが良いかもしれません。
アシナガバチの巣の形状
アシナガバチの巣の形状は特徴的な形状をしています。一般的には「蓮の実」を逆さまにしたような形状をしており、スズメバチのような立派な丸い巣を作ることはありません。1つの巣に居る働きバチの数もかなり少ないようです。
アシナガバチの性格
アシナガバチの巣の駆除を行う時に怖いのが、アシナガバチが狂暴ではないかということ。
スズメバチの場合は防護服を着ていても危険が伴うと言われていますが、アシナガバチは基本的におとなしい性格をしており、人間を「積極的」に襲うことはないと言われています。
しかし、巣を攻撃しようとしたり、ハチ自体に危害を加えたりすると、思わぬ反撃を食らうことがあります。
強力な毒と毒針
おとなしい性格をしていると言いましたが、それでもアシナガバチには強力な毒と毒針が備わっています。
毒の強さはスズメバチよりも弱いものの、刺されたときの痛みはスズメバチよりも強いと言われています。
アシナガバチの巣の駆除の方法の3つのポイント
駆除方法について
アシナガバチの巣の駆除は、基本的には夕方から夜間に掛けて行なうことが多いようです。詳しくは、アシナガバチの駆除方法をご覧ください。
アシナガバチを殺虫剤などで追い払いつつ、巣を撤去すればアシナガバチの巣の駆除が完了します。
刺される危険性があります
スズメバチと同様、アシナガバチも巣を駆除しようとする際、直接巣に触れたり、棒でつついたりすると防衛の為に働きバチが襲い掛かってくる場合があります。
大人しいハチとは言え、複数箇所を一度に刺されればアナフィラキシーショックなどにより重大な事故が発生するかもしれません。
転落事故に注意
高い場所に作られた巣は、脚立などを使用した不安定な足場での駆除作業となるので、転落などしないように気をつけることも大切です。
まとめ
ここまでの6つのポイントを見ていただくと、狂暴なことで知られるキイロスズメバチに比べれば簡単に駆除できそうに思えるかもしれませんが、アシナガバチの巣は高所に作られることも多く、またアシナガバチの幼虫をエサにするスズメバチが近くにいるかもしれません。
万が一の事を考えて、自分で駆除するのが少しでも危険だと感じたら、アシナガバチの巣の駆除のプロに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか?