夏になると、黄色いスズメバチをよく見かけるようになります。スズメバチは強い毒を持っている危険な昆虫として知られていますが、実際にスズメバチの毒による死亡事例が多数報告されています。とくに、小さなお子さまがいるご家庭は心配でしょう。
スズメバチの被害に遭わないためには、スズメバチに関する知識や対策が不可欠です。ご家族全員が安心して暮らせるように、しっかりと安全対策をおこないましょう。
今回は、スズメバチの特性や危険性、スズメバチに遭遇したときの正しい対処法を詳しくご紹介します。スズメバチが繁殖を始める季節が迫ってきている今、正しい知識を身につけることが1番の対策です。危険な目にあわないためにも、この記事でサクッと必要な知識をおさえておきましょう!
もし危険や不安を感じる状況なら、無理せず、放置せず、ハチ駆除業者などプロの助けを借りて、安全優先の行動を心がけてくださいね。
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スズメバチの活動時間スケジュール
スズメバチには、人間と同じように生活サイクルが存在しています。みなさんが家に帰って睡眠するように、スズメバチも巣に帰る時間があります。ここでは、スズメバチの生活サイクルや特性をみてみましょう。
スズメバチは朝にエサを探す
みなさんがお仕事で外出する朝に、スズメバチも同じように外に出ます。そして、エサや巣を大きくするための材料を手に入れるために働きます。朝は、一日の中で最も出入りが多い時間帯です。
昼は少しだけのんびり
昼になると日差しが強くなるため、スズメバチは朝ほど活発には働くことができません。しかし、個体によって外に出る時間が少しずれている場合があります。
夜は巣の中で活動し続けている
夜になると、スズメバチは巣の中で幼虫の世話や巣のリフォームをしています。なかには夜にも活動する個体がいるため、絶対に安全だということはできませんが、人間にとって比較的安全な時間は夜だといえます。
また、雨の日はスズメバチが飛びにくいため巣の中にいる場合が多いです。雨の日も、人間にとってはスズメバチの危険性が低減する安全な時間のひとつといえます。
とくに7月から10月は活発に活動する
日本には、さまざまな種類のスズメバチが生息しています。しかしほとんどのスズメバチが夏の初めから11月の終わりまでをピークとして活動しています。
実際に、スズメバチの被害件数はこの期間が一番多いようです。もし、夏前に巣を見つけたら、ピークを迎える前に巣ごと駆除したほうが安心です。
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スズメバチの活動時間にあわせた駆除、予防が効果的
スズメバチは、人間が巣を攻撃したり威嚇したりすると攻撃してきます。非常に強い毒を持っているので、むやみに近づいて巣を駆除しようとするのは危険です。
スズメバチを駆除するときは、活発な活動時間を避け、比較的安全な時間帯におこなわなくてはなりません。また、駆除だけではなく、その後の予防も徹底しておけば被害を大きくすることを防げます。
ここでは、知っておくと必ず役に立ち、スズメバチの活動時間にあわせた駆除方法や予防方法をご紹介します。
巣が空っぽ!?季節は冬眠中がベスト
スズメバチは、暖かい時期に活発な活動をしています。ピークの時期になると、1つの巣には1,000匹を超えるほど多くのスズメバチが生息しています。しかし、寒い真冬を超えられるのは女王バチたった一匹だけで、ほかの働きバチたちは女王バチに未来をたくし、死んでいきます。気温が20℃を下回るような寒い時期は、基本的に生き抜くことができません。
女王バチは巣ではなく、枯れ木や倒木、ときには土の中で冬眠します。そのため真冬のスズメバチの巣は空っぽで、何も入っていません。
つまり、スズメバチの巣を駆除するには、女王バチしかいない真冬が最適ということになります。暖かい春になるとスズメバチが元の巣に戻って活動を開始してしまうので、その前に巣を確実に駆除して、巣に戻る危険性をなくしてしまいましょう。
予防対策は春までに済ませる!
ハチの巣は、駆除したら終わりではありません。そもそもハチの巣は適当な場所に作られているわけではなく、さまざまな条件を考慮して場所が決められています。つまり、蜂の巣があった場所にもう一度作られてしまう可能性があります。蜂の巣を駆除した後も、決して気を抜いてはいけません。
蜂の巣を駆除した後は、その場所に殺虫スプレーを定期的に噴射しておきましょう。ハチが近寄ることのできない、巣が作れない環境を作っておくことが大切です。
また、巣があった場所にシートを張ることも効果的です。シートは表面がツルツルしているため、スズメバチがそこに巣を作ることは難しくなります。
これらの作業を、スズメバチが巣を作ろうとする5月ごろまで徹底的におこなうことで、スズメバチが生息できない環境を作りだすことができます。
「ハチの巣かも?」見つけたらすぐに報告!
スズメバチは活動の時間に関わらず、非常に攻撃的で危険度の高い昆虫です。冬や夜なら比較的安全だといわれても、実際にスズメバチの巣を見つけてしまった場合は簡単に駆除できるのか不安ですよね。
もし、ハチの巣や個体に遭遇してしまった場合、自分で駆除しようと試みるのはなるべく避けて、専門業者や各自治体に連絡するようにしましょう。ここでは、状況に応じた対処法をご紹介します。
公共の場所で見つけた場合
公園や公民館などの公共の場所で見つけた場合は、土木監理課や役所などの地方自治体に連絡をしましょう。もし、役所で直接駆除をすることが難しくても、地域によっては業者を紹介してくれたり、道具を貸してくれたりする場合もあります。
また子供が遊んでいるところにスズメバチを発見したら、すぐにその場から離れるようにしてください。このとき黒い着衣、ひらひらするものなどは攻撃を受けやすいので注意しましょう。
マンションの共用部で見つけた場合
マンションのロビー付近などの共用部で発見した場合は、すぐにマンションの管理会社や管理人に連絡をしましょう。もし、マンションのベランダをはじめ“自宅の敷地”ともとれる場所で発見した場合も、管理会社によっては駆除をしてくれる場合もあります。
ちなみに、現行民法608条の1項には、「賃借人(お金を払って借りている人)は、賃借物について賃貸人(管理者)の負担に属する必要費を支出したときは、賃貸人に対し、直ちにその償還を請求することができる」と記されています。
これはマンション内でのトラブル対応でお金が発生し、管理者側が料金の支払いをするべきとみなされた場合、その金額を管理者側が負担するという意味です。
つまり、敷地内であっても、場合によっては駆除をしてくれたり、駆除に必要な代金を支払ってくれたりすることがあるようです。そのようなメリットがあるので、ベランダなどで発見した場合でも連絡をするようにしましょう。
家の軒下で見つけた場合
一軒家の軒下などでハチの巣を見つけた場合、自分で駆除をする方もいます。しかし、ハチの種類がスズメバチだったときや巣のサイズが15センチメートルを超えるときは、自分で駆除するのは危険です。
スズメバチは攻撃性が高く強い毒を持っているので、手出ししないほうが賢明です。またサイズが大きい巣は、すでにハチの数が多いので一斉攻撃されたら危険です。近寄らないようにしましょう。
何かが起こってしまってからでは遅いので、なるべくハチの巣の駆除はプロにお任せするようにしてください。
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危険なハチ駆除や巣の撤去、プロに依頼するメリットは?
ハチの巣の駆除は危険を伴うため、プロに依頼することをおすすめします。ここでは、ハチの巣駆除をプロに任せるメリットをご紹介します。
【プロに依頼するメリット】
- ・ケガをする危険がなくなる
- ・高い技術力で確実に駆除してくれる
- ・緊急のケースにもすぐに対応できる
- ・駆除だけでなく再発防止の作業もしてくれる
このように、自分で駆除するよりもメリットがたくさんあるのです。ハチの巣を発見したときは、専門の駆除業者へ相談するようにしましょう。
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まとめ
今回は、スズメバチの活動の時間から考える予防と対策についてお話しました。大切なお子さんや家族をハチから守るためにも、巣や個体を発見次第なるべく早く駆除することが大切です。スズメバチがさらに繁殖してより大きな被害が生まれてしまう前に、小さな巣でもいち早く駆除するようにしましょう。
弊社では、ハチの巣駆除についてのご相談やお見積りをいつでも無料でおこなっております。駆除と同時に今後のハチ対策も可能ですので、まずは、お気軽にお問い合わせしてみてください。
【スズメバチの生態に関する記事はこちら】
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