スズメバチは蜂の中でも攻撃性や毒性がとくに高いので、ほかのハチに比べて危険です。そのため、対策をしっかりとおこなわなければなりません。また、万が一スズメバチの巣が家の敷地内にできてしまった場合は、刺されないうちにできるだけ早く対処する必要があります。
ここでは、スズメバチの中でも、ヤミスズメバチを中心に特徴をお伝えしていきます。巣ができた場合の対処法もお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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ヤミスズメバチの生態について
ヤミスズメバチは、おもに東南アジアに生息しています。ほかのハチとは違い、夜間にも活動する習性があります。また、攻撃するときは目を狙うことが多く、失明の被害があるほど危険です。ここでは、ヤミスズメバチを中心に、スズメバチの生態について詳しくお伝えしていきます。
スズメバチは4種類に分かれている
スズメバチは、スズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属、ヤミスズメバチ属に分けられます。スズメバチ属は大型のスズメバチで、人の生活圏内にも巣を作ることもあります。キイロスズメバチやオオスズメバチなどが、この種類です。
クロスズメバチ属は中型のスズメバチで、全体的に黒っぽく、腹部に白や黄色の模様があるのが特徴です。クロスズメバチ、シダクロスズメバチなどが属しています。
また、ホオナガスズメバチ属も黒っぽい見た目に、腹部に白や黄色の模様があります。キオビホオアガスズメバチや、シロオビホオナガスズメバチなどが属しています。
ちなみに、クロスズメバチとホオナガスズメバチの見た目はよく似ていますが、クロスズメバチのほうが顔が丸く、ホオナガスズメバチのほうが頬が長いことで見分けることが可能です。
ヤミスズメバチ属は国内にはいないハチですが、大変危険な種類として知られています。ヤミスズメバチに関する詳しい情報は、以下でご説明します。
ヤミスズメバチってどんな蜂?
ヤミスズメバチは東南アジアに生息しているハチです。この種類は、ほかのハチと違って夜に活動することが特徴です。また、ヤミスズメバチが敵とみなした相手には、目を狙って刺すことが多いです。最悪の場合は失明してしまう危険もあり、大変危険な種類です。
スズメバチの生態|女王蜂について
スズメバチの生態は、女王蜂の活動を知ることで理解を深めることができます。女王蜂は冬眠から覚めた後、巣が作れそうな場所を探して1匹で巣を作り、巣の中に産卵します。
6月~8月ごろになると卵が続々と孵化し、蜂が増えていきます。このときに生まれた蜂が働き蜂となり、巣に餌を運んだり巣を守ったりするのです。
そして、8月~10月ごろは生殖機能を持つ雄と、来年の女王蜂となる雌を生むのです。この時期は巣を守るため、とくに蜂の攻撃性が高くなる時期です。
そして、11月ごろになると活動を終えます。活動を終えたスズメバチは冬眠しますが、働き蜂や雄蜂は寒さに耐えきれず死んでしまいます。そのため、冬にはほとんど蜂を見かけることはなくなるのです。
スズメバチの巣の仕組み
スズメバチの巣は表面がマーブル調の模様になっていて、球状またはトックリを逆さにしたような形をしています。おわん型のアシナガバチの巣や板状のミツバチの巣とは形状が異なるので、すぐに見分けがつくでしょう。
また、スズメバチは「天候の影響を受けにくい狭い場所」に巣を作ります。そのため、人間の生活圏内である屋根裏や床下に作ることもあります。
スズメバチの天敵は熊?実はその他にも
スズメバチの天敵として、熊がいます。熊は、蜂の巣を破壊して幼虫や成虫、蛹などを食べてしまうのです。
熊に対してスズメバチは毒針で対抗しますが、硬い毛を持つ熊は針を通しません。たとえ通したとしても熊は解毒作用を持つため、あまり影響を受けることがないのです。
また、オニヤンマもスズメバチの天敵です。オニヤンマは、巣を襲うのではなく、飛んでいるスズメバチを捕まえて捕食してしまうのです。ただ、スズメバチもオニヤンマに襲われるだけではなく、反対にスズメバチがオニヤンマを捕食することもあるようです。
このほか、カマキリやアブなどもスズメバチの天敵として知られています。
ただ、スズメバチに天敵がいるからといって駆除が不必要ということではありません。天敵がスズメバチをすべて捕食してしまうことは不可能だからです。そのため、スズメバチの巣が家の敷地内にできてしまった場合は、早めに駆除をおこないましょう。
スズメバチは攻撃性が高いため、自分で駆除をおこなうと刺されてしまうリスクがあります。そのため、蜂駆除のプロである業者に依頼するのがおすすめです。
弊社では、全国各地の蜂の巣駆除業者と提携しています。弊社にお電話いただければ、加盟店からスタッフを派遣して、最適な方法で駆除をおこないます。スズメバチの巣にお悩みの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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スズメバチの毒針の危険性
ここからは、スズメバチが持つ毒針の危険性や、刺されないための対策についてお伝えします。スズメバチに刺されないためにも、試してみてください。
スズメバチの食性|ミツバチを襲うことも……
スズメバチの餌は、昆虫や樹液、花の蜜などです。ただ、スズメバチは腰の辺りが細いため、直接飲み込むことはできません。そのため、噛み砕いた昆虫を団子のような形にして幼虫に与えます。そして、幼虫が作った唾液を摂取することで栄養源にしているのです。
このほか、スズメバチの一種である「オオスズメバチ」はミツバチを襲うこともあります。ミツバチを襲い、幼虫の餌にするのです。
スズメバチの毒針の構造・刺されるとどうなる?
スズメバチの毒針は2つのさやのようなもので守っています。さやは、ギザギザした形をしていて、皮膚に刺さるとひっかかって抜けにくくするのです。
そして、皮膚にひっかかったさやは、交互に動くことで皮膚をどんどん切り裂いていき、毒針を刺して毒を注入します。スズメバチに毒針を注入されると、刺された部分が腫れ、強い痛みやかゆみを引き起こすのです。
また、刺された部分だけではなく、全身に症状が出ることもあります。蜂に刺されると「アナフィラキシーショック」というアレルギー反応を起こすことがあり、嘔吐や頭痛、めまい、意識障害などを引き起こします。最悪の場合は死に至ることもあるのです。
スズメバチに刺されるのを防ぐには
スズメバチに刺されることを防ぐためにも、スズメバチが多く生息する山間部にいくときには対策をしっかりとおこないましょう。
蜂に刺されないために最も重要なことは、蜂の巣がある場所には近づかないことです。蜂は巣を襲うものを敵だとみなして攻撃してきます。そのため、巣に近づくと攻撃される危険性が高まるのです。
このほか、身につけるものや持ち物にも気を配ることが重要です。スズメバチは、黒いものに反応するといわれています。そのため、なるべく黒い服は避け、黒髪の方は帽子で頭を隠すとよいでしょう。
また、化粧品や制汗スプレーは蜂を刺激してしまいます。蜂を刺激してしまうと襲ってくるおそれがあるので、無臭のものを身につけるほうがよいでしょう。さらに、お菓子やジュースは甘い匂いを放つので、リュックにしまっておくことをおすすめします。
また、万が一、家の敷地内にスズメバチの巣ができてしまったら、できるだけ早く対処しましょう。安全に駆除をおこなうためにも、業者に依頼するのがおすすめです。
弊社では24時間365日電話対応しています。そのため、お急ぎの方でもすぐに相談していただくことが可能です。スズメバチの巣にお困りの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
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巣を発見したら早めに駆除!依頼にかかる費用
スズメバチの巣を発見したら、早急に駆除することが重要です。しかし、「業者に依頼すると高額な費用がかかりそう」とためらっている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは業者に依頼したときの費用や、業者に依頼するメリットをお伝えしていきます。
スズメバチ駆除は時間との勝負
スズメバチの巣が家の敷地内にできてしまった場合、できるだけ早く対処することが重要です。なぜなら、放置しておくと、どんどん巣が大きくなってスズメバチの数も増えていくからです。
スズメバチが増えると、刺されるリスクが上がってしまって危険です。そんな事態になるのを避けるためにも、早めに対処をおこなう必要があります。
ただ、スズメバチは自分での駆除は避けたほうが無難です。スズメバチは攻撃性や毒性が高く、刺されると重症化するおそれがあるからです。そのため、スズメバチの巣の駆除は、蜂の巣駆除のプロである業者に依頼するとよいでしょう。
スズメバチ駆除を業者に依頼するメリット
スズメバチ駆除を業者に依頼する最大のメリットは、スズメバチに襲われる危険を回避できることではないでしょうか。業者に依頼すれば、蜂駆除のプロであるスタッフが作業をおこなってくれるので、より安全に駆除してもらうことが可能です。
また、再発防止をおこなってもらえることも魅力です。蜂の中には、巣を駆除したときには餌を探しに出かけているものもいます。巣に戻ってきた蜂に襲われるのを防ぐために、業者によっては再発防止もおこなってもらうことができるのです。
さらに、業者に依頼することで、手間や時間をかけずに駆除をおこなうことができます。蜂の巣駆除は、防護服や殺虫剤などの道具を用意する必要があります。また、素人が蜂の巣を駆除する際は、手順を確認しながらおこなわなければなりません。そのため、手間や時間がかかってしまいます。
業者に依頼すれば、蜂駆除に関する知識や技術を持ったスタッフが、専門的な道具を使って駆除をしてくれます。そのため、自分でおこなうよりも手間や時間をかけずに駆除してもらうことができるのです。
駆除業者に依頼したときの費用相場
スズメバチの巣の駆除を業者に依頼したときの費用は、蜂の種類によって異なることが多いです。オオスズメバチは危険度が高いので15,000円~39,000円程度の費用がかかるようです。
キイロスズメバチやコガタスズメバチは、比較的危険性が低いので13,000円~20,000円程度が費用相場となっています。さらに、作業がしづらい高所や天井裏、床下などでの駆除では追加で費用がかかることもあります。
できるだけ費用を抑えて駆除をおこなってもらうためにも、複数業者から相見積りを取ることをおすすめします。そうすることで、多くの費用を比較することができ、より自分の予算に合った業者を見つけやすくなるでしょう。
弊社では、現地調査や見積りは無料でおこなっています。見積りをした後でも契約まではキャンセル料はかかりませんので、「まずは費用だけ知りたい」「他社と比較したい」という方でもお気軽にご相談いただけます。
また、見積り後から追加料金がかかることはありません。そのため、安心してご依頼いただけます。「蜂の巣駆除を業者に依頼したい」という方はもちろん、「まずは相談だけしたい」という場合でも、お気軽に弊社までご相談ください。
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