家の周りなどでスズメバチの巣を発見した、出入りするのを見かけたといった場合、刺される前に駆除をしておきましょう。なぜなら、スズメバチの毒針はとても強力だからです。万が一刺されると、呼吸困難や血圧低下などの症状があらわれる「アナフィラキシーショック」が起きる可能性があり、最悪の場合命を落とすこともあります。
当記事では、スズメバチの巣の特徴や巣が作られやすい場所について解説しています。また、スズメバチの巣を駆除するときは、業者依頼が早くて安全です。弊社では蜂の巣の駆除実績が豊富な業者をご紹介しています。もし蜂のことでお困りであれば、弊社にご相談ください。
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目次
スズメバチの巣の特徴について
もし家の周りで蜂の巣を見つけた場合は、早急に駆除をすることが大切。ただ、蜂の巣を駆除するにあたって、正確な蜂の種類を特定しておく必要があります。なぜなら、蜂の種類によって対応するときの注意点が違ってくるからです。
また、業者に依頼して駆除をするときに、蜂の巣の特徴と種類を伝えておけばスムーズに話が進みやすいでしょう。ここでは、蜂の種類別での巣の特徴と、スズメバチの巣が作られやすい場所について解説します。
巣の特徴
まずは、発見した巣が本当にスズメバチのものなのか、安全におこなえる範囲で巣の特徴を確認してみましょう。以下に、蜂の種類と巣の特徴をまとめましたので、判別するときの参考にしてみてください。
蜂の種類と巣の特徴まとめ | ||
種類 | 巣の形 | 巣の色や柄 |
スズメバチ | ・フラスコを逆さにした形 ・大きくなるとボール状に |
・マーブル模様で白と茶色 |
アシナガバチ | ・シャワーヘッドの形 | ・グレーに近い色 |
ミツバチ | ・平らで円盤のような形 ・大きくなると層になる |
・茶色や白色、黄色など |
スズメバチの巣は、基本的に丸みを帯びたような形をしていることが多いので見分けはつきやすいでしょう。また、スズメバチの巣は完成すると60cm以上もの巨大な巣になることも。できれば、5~10cm程度の初期段階で駆除をしておきたいところですね。
巣を作られやすい場所
スズメバチの種類によって、好んで巣を作りやすい場所が違ってきます。スズメバチの種類を判別したい場合は、どこに巣が作られているのか確認しておくとよいでしょう。ここでは、日本でよくみられる「キイロスズメバチ」と「オオスズメバチ」の2種類について解説します。
・キイロスズメバチ
キイロスズメバチは天井裏や壁の隙間などの閉鎖的な空間を好んで巣を作る傾向があります。それだけでなく、床下にも巣を作ることもあります。
このように、一見気づきにくい場所に巣を作られている可能性があるため、キイロスズメバチを見かけたときは天井裏や床下などに近づかないようにしましょう。また、狭い場所だけでなく軒下でも巣を作ることが多いので注意が必要です。
・オオスズメバチ
オオスズメバチの巣が発生しやすい場所は、おもに土の中や木に空いた隙間(樹洞)の中です。このような自然の中に巣が紛れ込んでいるケースが多いため、巣の存在に気づかず近づいてしまうことも。
また、オオスズメバチはとくに攻撃性が高く、時期によっては巣に近づくだけで襲い掛かってくることがあります。そのため、オオスズメバチを発見したときは、無理に巣を探そうとせず業者に駆除をしてもらうようにしてください。
スズメバチの巣は自分で駆除できるか?
結論からいいますと、スズメバチの巣は自分で駆除することができます。ただし、駆除には危険がともなうため慎重に判断するようにしてください。
スズメバチの多くは、4~5月ごろに女王蜂が単独で巣作りをおこないます。女王蜂は比較的に攻撃性が低いため、自分で駆除したい場合はこの時期におこなうのがよいでしょう。この時期を逃すと、働き蜂が次々と成長していくため駆除作業が難しくて危険になります。
ここでは、スズメバチの巣を自分で駆除するときの方法について解説します。必要な道具と作業時の注意点が多いので、少しでも難しそうと感じたら業者依頼に切り替えるのが無難な選択です。
スズメバチの巣の駆除方法
自分でスズメバチの巣を駆除する前に、以下3つの条件をすべて満たせられるか確認しておきましょう。1つでも満たせない場合、自分で駆除するのは難しいので業者に依頼したほうが安全です。
1.巣の大きさは10cm以内か
2.軒下など、開放的な場所に巣があるか
3.日没後2~3時間後に駆除作業できるか
スズメバチの巣は、大きいサイズや閉鎖的な空間になるほど駆除の難易度が上がります。そのため、巣の大きさと場所を確かめて、自分で駆除可能か判断する必要があるのです。また、スズメバチの巣を駆除するときは、かならず夜におこなうようにしてください。夜はほとんどの蜂が巣に戻ってきており、蜂の動きもにぶくなるからです。
・必要な道具
駆除の条件に問題がなければ、以下の道具を用意しましょう。ほとんどがホームセンターや通販サイトで購入可能です。なお、蜂駆除用の防護服については自治体によって貸し出しをしている場合があります。気になる方は、お住まいの自治体のホームページなどで調べてみましょう。
スズメバチの駆除で準備するもの | |
道具 | 用途 |
駆除用の防護服、ゴーグル、手袋、長靴 | スズメバチの毒針から身を守る |
殺虫スプレー | スズメバチを駆除する、2~3個用意 |
ピレスロイド系の殺虫剤 | 戻り蜂の対策 |
懐中電灯 | 作業時に巣の位置を確かめる |
赤いセロファン | 懐中電灯のライト部分に貼る |
ゴミ袋 | スズメバチの巣を入れる、2袋以上用意 |
長い棒 | 高所にあるスズメバチの巣を落とす |
スズメバチの巣を駆除するときに使用する懐中電灯は、そのまま使うのではなくかならずライト部分に赤いセロファンを貼るようにしてください。赤色のセロファンを貼る理由は、蜂が認識しにくい「赤色の光」になるから。赤色でない光で蜂の巣を照らすと、光を認識したスズメバチが襲い掛かってくることがあるため注意しなければなりません。
・スズメバチの巣の駆除手順
スズメバチの巣の駆除をする際は、明るい昼間のうちに巣の位置を確認しておくと、スムーズに作業がしやすくなります。必要な準備が終えたら、以下4つの手順でスズメバチの巣の駆除をしましょう。
1. 少し離れた位置から巣に殺虫スプレーをかける
赤いセロファンを貼った懐中電灯を使い、足元に気をつけながらスズメバチの巣に近づきましょう。2~3mまでの位置まで近づいたら、巣の表面を殺虫スプレーで吹きかけていきます。また、スズメバチが巣から出てくることもあります。出てきた蜂の駆除も含めて少なくとも2~3分間はスプレーをするようにしてください。
2.巣穴全体に届くまで殺虫スプレーをかける
巣穴の中にも何匹かのスズメバチが残っている可能性があります。先ほど巣の表面に殺虫スプレーを吹きかけているので、弱っていることが多いですが、確実に駆除をするために巣穴めがけてくまなく殺虫スプレーをかけましょう。
3.蜂の巣を落としていく
巣が落ちる位置に2重にしたゴミ袋を置いていき、長い棒を使って蜂の巣を切り取っていきます。巣の接着面をはがすように、丁寧に落としていきましょう。また、うまく巣を落とすことができた場合は、生き残ったスズメバチが袋の外に出ないように袋の中にも殺虫スプレーを巻くようにしてください。
なお、蜂は死後1日までは毒針が反射的に動きます。そのため、不用意に蜂の死骸に触らないように注意しましょう。
4.戻り蜂の対策
スズメバチの巣を駆除したとしても、かならずしも安心できるとは限りません。駆除をするときに仕留めそこなったり、そのとき巣にいなかったりしたスズメバチが戻ってくる「戻り蜂」がおこる可能性があるからです。
戻り蜂が起きると、巣がないことに気づいたスズメバチがパニックを起こし、周囲を飛び回ってしまうおそれがあります。これを防ぐために、巣のあった場所にピレスロイド系の殺虫剤を使用してください。
スズメバチの巣を自分で駆除するのは危険!
十分承知の上かとは思いますが、スズメバチの巣の駆除は大変危険な作業がともないます。今一度、スズメバチの危険性についておさらいしておきましょう。
スズメバチはほかの蜂よりも攻撃性が高く、人間が巣に近づくだけで攻撃することもある危険な昆虫です。防護服を着ていても、服の下に潜り込んで毒針を刺しにくる可能性もあるため、駆除作業前の準備は念入りにおこなう必要があります。
また、スズメバチの毒針は毒性が強く、刺されるとアナフィラキシーショックという深刻な状態を引き起こすことも。呼吸困難や血圧の低下により、最悪の場合になると死にいたることもあるのです。そのため、自分で駆除するのが難しいと思ったときは無理せず業者依頼をしましょう。
もしスズメバチの巣の駆除業者はどこにすればいいかわからない場合は、ぜひ弊社にご相談ください。お客様の蜂の巣のお悩みをヒアリングし、お客様のご希望に合わせた業者を紹介することが可能です。
スズメバチの駆除を業者に依頼した際の費用相場について
基本的にスズメバチの巣の駆除は、自分でおこなうより業者に依頼したほうが、メリットが大きいです。たとえば、以下のようなことが挙げられます。
・安全にスズメバチの巣を駆除できる
・早めに巣を駆除できる
・道具を購入する手間がない
・戻り蜂や再発の保証がつくことも
このように、業者依頼することでのメリットは多いです。そのためスズメバチに限らず蜂の巣が発生したときは基本的に業者の力を借りるとよいでしょう。ただ、スズメバチの巣の駆除を業者に駆除してもらうにあたって、一番気になるのは費用面ですよね。スズメバチの巣の駆除をするときの費用相場は以下のものになっています。
キイロスズメバチ:1万5千円~
オオスズメバチ:2万5千円~
なお、この相場はあくまでスズメバチと巣の駆除に最低限必要な「基本料金」であり、巣の規模や位置などの状況により値段が変わることにご注意ください。たとえばボール状の大きな巣であったり、スズメバチの数が多かったりする場合は駆除の難易度も上がります。その場合、基本料金よりも大きな費用がかかりやすいでしょう。
自治体の補助を受けることができるか確認してみよう!
スズメバチ駆除の費用は基本的に自分で負担する必要がありますが、自治体によってはスズメバチ駆除にかかる費用を一部負担してくれる場合があります。ただし、基本的には自治体が提示する条件を満たさなければ補助を受けることはできません。念のため、業者依頼をする前にお住まいの自治体のホームページや相談窓口にて相談してみるとよいでしょう。
また、少しでも安くスズメバチの巣を駆除したい、自治体の補助を受けることが難しいという場合は弊社にご相談ください。弊社では現地調査から見積りまでを無料でおこなえる業者を紹介することができるため、駆除費用をおさえやすくなっています。
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