蜂といえば、針で刺される恐怖です。蜂に刺されて死亡してしまうという可能性も、ゼロではないという恐怖。そして死亡の可能性があるということは、一度でも刺されてしまうと相当な痛みがくるのでは…。そんな風に蜂を恐れているかたは多いでしょう。
蜂に刺されて痛い思いをしないために、今回のコラムをぜひ参考にしてください。「人を刺してくる蜂の種類にはどんなものがあるのか」、そして「その特徴や危険性は?」蜂に刺されにくくするための方法や、対応策についてまでまとめました。
これから寒くなる時期ですが、まだまだ油断はできません!小さな強敵の蜂について知識を得て、万が一の場面でも大丈夫なように、備えていきましょう。
目次
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蜂の種類は主に2種類!人を刺すハチ、刺さないハチ
蜂といえば、人を刺してくるイメージがあるのですが、実際には人を刺してこない蜂もいます。簡単にいいますと、細い蜂は人を刺します。大柄な体型をしている蜂は、比較的刺してこない傾向にあります。具体的に蜂の種類をわけると以下のようになります。
【人に刺してくる蜂】
人を刺してくる代表的な蜂といえば、スズメバチやアシナガバチでしょう。これらの蜂は巣に危害を与えようとしたり、人から手を出されたと判断した場合に刺したりしてきます。自らというより、敵とみなした相手に対し、防衛手段として刺してくる場合が多いのです。
また集団行動をとる習性もあり、仲間を呼びます。蜂から大量に刺されると最悪の場合、死亡してしまう場合もありますので、十分な注意が必要です。
【人を刺してこない蜂】
ミツバチやクマバチなどの大型の蜂は、温厚な性格が多いです。基本的に単独行動をしているのも特徴。ただし、絶対に人を刺すことしない。というワケではありません。身の危険を感じたときは刺してきます。油断していると痛い目に遭うので、注意しましょう。
人を刺すハチの代名詞!スズメバチの見分け方と危険性
私たちが生活している中で、一番危険なのはスズメバチです。毎年約20人の人がスズメバチに刺されて亡くなっています。そんな危険なスズメバチの見分けかたと危険性についてこれから説明させていただきます。
【危険な存在!スズメバチの見分け方】
人に刺してくる蜂で、もっとも危険なのはスズメバチです。スズメバチの体型は腰の部分がくびれており、体の色はオレンジの要素が強いです。またスズメバチの巣は丸い形で、大きい巣ですと80cmにもなります。
万が一土の中に巣を作っているスズメバチがいたら、それは恐らく「オオスズメバチ」です。オオスズメバチの性格は凶暴そのもの。ときにはほかの蜂を襲うほどの「残虐性」を持ち合わせているのです。針から出る毒も強力です。
スズメバチの身体的な特徴はまず、体がほかの蜂よりも大きいことが挙げられます。また、体から伸びた足が垂れていないことも特徴。飛ぶときは直線上に、かつ素早く移動します。スズメバチは集団で行動するので、見かけたら絶対に近づかないようにしてください。
【恐ろしいスズメバチの危険性に迫る】
スズメバチが恐ろしいのは、針と毒液です。スズメバチは攻撃性が高く、すぐに攻撃してきます。こちら側にスズメバチを襲う意思がなくても、よそ者が巣に近づいたと感じただけで攻撃してくることもあるのです。本当に厄介な存在です。
そんなスズメバチの危険性は針よりも毒液にあります。スズメバチの持つ神経毒はとても強力で、アナフィラキシーショックを起こす原因にもなります。
そして厄介なことに、スズメバチはこの毒液をまき散らすことがあるのです。毒液を体に浴びると炎症を起こしたり、目に入ると失明したりすることもあります。
スズメバチが発生させる毒液には、スズメバチの仲間を呼ぶ「フェロモン成分」も入っています。毒液は容量が残っている限り、何度でも刺すことができます。
おそろしく強力な毒性を持つスズメバチは上記のような特徴から、恐ろしい蜂として知られているのです。
おとなしいけれど油断は禁物……アシナガバチの見分け方と危険性
アシナガバチはスズメバチと比べたら穏やかな性格です。しかしこれは、あくまでもスズメバチと比較した場合です。攻撃性がある蜂であることには変わりありません。
蜂は蜂なのです。注意が必要なのは変わりませんので、アシナガバチの見分け方と危険性をそれぞれ見ていきましょう。
【スズメバチに似ているけど、違いもたくさんある!?アシナガバチの見分けかた】
アシナガバチはその名のとおり、足を「だらん」と垂らしながら飛んでいます。アシナガバチの飛びかたはゆっくりであることも特徴。スズメバチより体が細く、スマートな外観です。アシナガバチの巣は、シャワーヘッドのような形になっています。
アシナガバチの活動期間は、スズメバチより短いのも特徴です。アシナガバチは8月後半から9月にかけて行動力が一気に下がります。そして冬を迎えると、女王蜂以外息絶えるのも特徴です。
このアシナガバチが息絶えたタイミングを狙って巣を駆除することも可能です。しかし注意が必要になるのは翌年。アシナガバチはたとえ巣がなくなっていても、同様の場所に新しい巣を作ることがあるのです。
【アシナガバチだって十分に恐ろしい!アシナガバチの危険性】
比較的温厚で動きもゆっくりといわれるアシナガバチですが、刺されたら十分痛いですし危険です。
アシナガバチの種類によっては、スズメバチを超える痛みがあるといわれているほどです。またアシナガバチにもスズメバチほどではないのですが、毒液をもっています。刺された場合は「アナフィラキシーショック」が発生する場合もあります。
アシナガバチも集団で行動します。そしてアシナガバチの巣は大きくても15cmほどで、スズメバチの巣と比べたら小さめです。巣のサイズが小さいぶん、家庭のいろいろなところに巣をつくります。
お住まいの家の壁や庭など、生活する場所の近くに巣を作るのです。意図せずアシナガバチの巣を襲ってしまうこともありえます。近くでアシナガバチを見かけたときは、巣がないかどうかに気を配り、刺されることがないように注意しましょう。
寒い時期は攻撃的に!ミツバチの見分け方と危険性
スズメバチやアシナガバチなどの危険な蜂に比べて、穏やかな性格のミツバチ。よほどのことがないと刺してこないと思っても、油断していたら刺されてしまう危険性は十分あります。そして、ミツバチの攻撃はスズメバチたちとはまた違った方法を取ります。
【ブンブンブンと飛んでいます!ミツバチの見分け方】
ミツバチの特徴は、何といっても体が小さいことです。大きくても約2㎝程度です。またハチミツを作るのもミツバチです。花周辺に飛んでいたらミツバチになります。ミツバチにも、「ニホンミツバチ」「セイヨウミツバチ」といますが、どれも性格は温厚です。
ミツバチは巣を平らな板のような形で作ります。また、巣の中に大量のハチミツが生成されているのも特徴です。巣の中で生活しているミツバチは、約3~8万匹という単位で生活しています。活動期間は長く2月ごろから動き始めます。
【小さな特攻部隊ミツバチの危険性】
温厚であるといわれるミツバチですが、巣の危険を感じた場合は攻撃してきます。またミツバチは冬場に攻撃性が増すといわれています。「なぜ冬眠する時期の冬に!?」と疑問に思うかもしれませんが、ミツバチは越冬をするために、体の動きが活発になります。
ミツバチの巣が攻められ攻撃するとなると、大量のミツバチが力を合わせて襲ってきます。巣の中にいる約3~8万の蜂が襲ってくるのですから、相当な数です。刺されてしまうと、アナフィラキシーショックになってしまう可能性も考えられます。
ただし、このミツバチは命を懸けて攻撃してきます。一度針を刺すと、刺された側はミツバチの針が抜けず刺さったままになります、この針はミツバチの内臓とつながっており、針がミツバチから抜けると息絶えてしまいます。その生きざまは、まさに「蜂界の特攻隊」といえるでしょう。
万が一のときもこれで安心!ハチに刺されないポイント
結局はどんな蜂でも刺してくる場合がありますし、どの蜂に刺させても痛いし大変な目にあってしまいます。反対な考えをいえば、蜂に刺されなかったら恐れることはない存在といえるでしょう。
ここからはそんな蜂の脅威をなくす方法についてご紹介していきます。ここからは蜂に刺されなくするためのポイントをご紹介していきます。
【蜂に対してこれをすると刺激しちゃう。気を付けるポイント】
蜂を見た時に大事にすることは慌てないで落ち着くことです。慌てて取り乱すと、その行動が巣を脅かす行動ととられ、蜂に襲われてしまう可能性があります。
●近づいてくる蜂を手で追いはらうことの危険
蜂を遠くに飛ばそうと、「シッシッ」と追い払うと逆に蜂を刺激してしまいます。攻撃されたら反撃するようにしている蜂ですから、大変危険です。また状況によっては仲間を呼ぶ場合もありますので、急いでその場から離れてください。
室内に蜂がいる場合は、手で外にだそうと誘導する行為が蜂に刺激を与えてしまいます。窓や玄関を開けて、出ていくのを見守っていましょう。
●香水の香りに気を付けよう
蜂は鼻が利きます。香水のような強い臭いを出すものは、蜂を刺激するのに十分な効果があります。攻撃性の強い蜂によっては、それだけで襲ってくる場合もあります。
●困ったときは蜂専用のスプレーで対抗しよう
蜂専用スプレーは蜂の巣を作らせない特性があります。決して蜂に直接かけないでください。刺激を与えて逆効果になってしまいます。そんな蜂専用スプレーは巣があるところに定期的にスプレーをかけていけば効果があります。蜂に強い刺激を与えてしまいますので、巣が出来ていないところにかけてください。
万が一蜂の巣に直接かける場合は、十分な距離をとって安全対策を十分にしてからおこなってください。
【困ったときは最終手段!蜂駆除の業者にお願いしよう】
自宅周辺に蜂の巣ができていたら、日常生活が大変です。いつ襲われるのか分からない危険性や、ミツバチの場合はハチミツが原因で違う害虫が集まってきます。あまりよいことはありません。
でも自力で駆除をしようにも蜂に刺されるリスクがある…。そんなお悩みの場合には、蜂駆除の業者に依頼をするのがよいでしょう。蜂駆除のプロが蜂の巣までしっかり処分をします。また、再び巣を作らせないように対策もとってくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?蜂の中でもスズメバチは特に注意が必要ですが、アシナガバチやミツバチも十分危険です。蜂そのものは人を襲ってくる可能性が十分ありますし、毎年蜂に刺されて死亡する被害もあります。
万が一巣を発見してしまった場合は、蜂に刺されないよう努力をしてください。そして蜂駆除の業者に依頼をして処分してもらうのが最善な方法と思われます。刺されてからでは遅いので、しっかりとした対策と対応をとっていきましょう。
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