アシナガバチに刺されたときには、早急に病院に行きましょう。アシナガバチに刺されると、激しい痛みに襲われるおそれがあります。さらに、アシナガバチ被害の2回目以降はアナフィラキシーショックにかかるリスクが高まり、命の危険が及ぶこともあるのです。
この記事では、アナフィラキシーショックとはどんなものなのか、また蜂に刺されないための対処法などについて解説します。ここでご紹介する方法を参考に、正しく対処しましょう。
目次
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アシナガバチに2回刺されると「アナフィラキシーショック」のおそれ!
アナフィラキシーショックとは、蜂毒などのアレルギー物質が体内に入って発症する、重篤なアレルギー症状のことです。ここでは、アナフィラキシーショックの症状や発症までの流れについて見ていきましょう。
アナフィラキシーショックの症状
蜂に刺されると、アナフィラキシー症状が現れることがあります。アナフィラキシーは複数臓器に症状が現れるのが特徴で、おもに以下のような症状があります。
皮膚症状:発疹やかゆみ
呼吸器系の症状:呼吸困難、嗚咽、しめつけ感
循環器系の症状:動悸
消化器系の症状:吐き気、腹痛
このうち、血圧の低下や意識障害をともない、命の危険にさらされる場合を“アナフィラキシーショック”といいます。アナフィラキシーショックに陥ると、早急に対処しないと命を落とすおそれがあるのです。
発症までの流れ
はじめて蜂に刺されたとき、蜂毒アレルギーを持つことがあります。もし蜂毒アレルギーを持った場合、再び蜂に刺されると、そのうちの10~20パーセント程度の人がアナフィラキシー症状を引き起こすといわれています。
さらに、アナフィラキシーが起こると、そのうちの数パーセントの人にアナフィラキシーショックが起こり、命に関わる危険な状態に陥るのです。
ただし、蜂に刺されても蜂毒アレルギーを持たないこともあります。また、蜂毒アレルギーを持ったとしても、アナフィラキシーの症状が現れないこともあるので、アシナガバチに2回刺されたといっても、必ずしもアナフィラキシーショックに陥るとは限らないのです。
はじめての場合でも要注意!
なかには、「アシナガバチに刺されてもはじめてなら大丈夫」と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、アシナガバチ被害は2回目以降のほうが、アナフィラキシーショックにかかるリスクが高まります。
しかし、蜂にはじめて刺される場合でも要注意です。なぜなら、はじめて蜂に刺される場合でも、アナフィラキシーショックに陥る危険性があるからです。人によっては、蜂に刺されたことがなくても、蜂毒アレルギーを持っているのです。
また、アナフィラキシーショックが起こらなくても、刺されると腫れやかゆみ、激痛をともなうこともあります。そのため、はじめて蜂に刺された場合でも、適切な処置をおこないましょう。蜂に刺されたときの対処法については、以下からご説明します。
蜂に刺されたら病院へ
蜂に刺されたら、回数に関わらず病院で処置を受けることが大切です。なかには、自分で対処しようとする方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、応急処置として、自分で対処する方法もあります。しかしながら、誤った方法で対処をしてしまうと、ご自身の身体を危険な目にさらしてしまうおそれがあるのです。蜂に刺されたら病院へ行き、適切な処置をおこなってもらいましょう。
アシナガバチ以外の蜂にも要注意!
アシナガバチ以外のミツバチやスズメバチに刺された場合でも、アナフィラキシーショックに陥るおそれがあります。とくに、アシナガバチとスズメバチは強い毒を持っていて、刺されたときにアナフィラキシーショックに陥るリスクが高くなるため、危険です。
また、なかには、「同じ蜂に複数回刺されなければアナフィラキシーショックが起きない」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、異なる蜂に刺されたとしても、アナフィラキシーショックが起こるケースがあります。具体的には、以下のようなケースです。
・1回目にアシナガバチに刺されて2回目にスズメバチに刺された場合
・1回目にスズメバチに刺されて2回目にアシナガバチに刺された場合
そのため、ほかの蜂に刺された場合でも、医療機関に行って適切な処置を受けましょう。さらに、適切な処置をした後は、再び刺されないために、対策をおこなうことが大切です。蜂に刺されないための対策については、以下から詳しくご紹介します。
蜂に刺されないためにできること
ここからは、蜂に刺されないためにできることについてご紹介します。何度も蜂に刺されて危険な目にあわないためにも、以下でご紹介することを試してみてください。
1.蜂に刺激を与えない
刺激を与えなければ、蜂が人間を襲ってくることはほとんどないといわれています。しかし、巣に近づいたり巣の近くで走り回って振動を与えたりすると、蜂を刺激してしまい、攻撃対象になってしまうおそれがあるのです。蜂に刺されないためにも、蜂に刺激を与えることはやめましょう。
2.ニオイの強いものを身に着けない
ニオイに敏感な蜂は、香水や制汗剤、ニオイの強い洗剤などを使っていると、そのニオイにつられて寄ってきてしまうおそれがあります。さらに、ジュースやお菓子などのニオイに反応することもあります。
蜂が発生しやすい自然の多い場所に行くときには、ニオイの強いものを付けることは避けましょう。また、ジュースやお菓子は手に持ったままにするのではなく、バッグにしまっておきましょう。
3.黒い服を身に着けない
蜂は、黒色に反応して狙ってくる性質があるといわれています。そのため、なるべく黒い服を身に着けることは避けましょう。さらに、衣服以外にも、黒色のものを身に着けることは避けたほうがよいでしょう。
ちなみに、ミツバチ以外の蜂は、色を黒か白で認識するといわれています。つまり、濃い色を身に着けていると、黒色だと認識して狙ってくるおそれがあるので、なるべく明るい色のものを選ぶことをおすすめします。
4.蜂に出会ったら静かに離れる
蜂を寄せ付けないように気をつけていても、気づかない間に蜂の巣に近づき、蜂に狙われてしまうこともあるかもしれません。しかし、蜂は、狙った相手をすぐに攻撃するのではなく、まず周囲を飛び回る、顎をカチカチと鳴らすといった威嚇行動をおこないます。蜂がその威嚇行動をとっている間に離れれば、攻撃されなくて済む可能性があります。
蜂から離れるときには、大声を出したり走って振動を与えたりすると、蜂を刺激してしまうおそれがあるので、静かに離れるようにしましょう。
蜂の巣ができたら業者に駆除してもらおう!
蜂は、自然の多い場所以外にも、住宅の床下や軒先、天井裏などにも巣をつくることがあります。もし家に蜂の巣ができてしまったら、自分での駆除は危険なため、業者に依頼するようにしましょう。また、蜂に刺されることを防ぐためにも、業者による蜂の巣駆除を待つ間は、むやみに近づかないようにしましょう。
なかには「巣が小さいから大丈夫だろう」と放置する方もいらっしゃるかもしれませんが、蜂の巣を放置すると、どんどん大きくなって働き蜂の数が増えて刺されるリスクが高まります。そのため、家にできた蜂の巣は放置せず、駆除してもらいましょう。
弊社では、蜂の巣駆除業者をご紹介します。24時間365日受付対応しているので、緊急の場合でもいつでもご相談ください。
まとめ
アシナガバチ被害は2回目以降には”アナフィラキシーショック”に陥るリスクが高まります。アナフィラキシーショックに陥ると、早く対処しないと命を落とす危険もあります。また、人によっては、はじめて蜂に刺された場合でもアナフィラキシーショックに陥るおそれがあるのです。
そのため、もしアシナガバチに刺されてしまったら、早急に病院を受診してください。また、もし家に蜂の巣があるというときには、刺される危険があるので早急に業者に駆除を依頼してください。
弊社では、蜂の巣駆除業者をご紹介しますので、蜂の巣駆除にお悩みの方はぜひご相談ください。
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