蜂を寄せ付けないために効果的なのが、「匂い」を利用する方法です。蜂は匂いを使って獲物を探し、仲間とのコミュニケーションにも嗅覚を使います。そのため、敏感になった蜂の嗅覚は、わずかな匂いでもかぎとることができます。
蜂よけのために匂いを使うときに、効果的なものをリストアップしてみました。また、煙を使うタイプの殺虫剤の効果に関してや、万が一蜂に遭遇したときに刺激を与えにくくふるまう方法もご紹介します。
目次
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蜂が嫌いな匂いは何?
蜂は匂いに敏感で、好き嫌いがはっきりとわかれています。人が好きな匂いを身にまとっていると、蜂が寄り付いてきてしまうことになりますが、嫌いな匂いを逆手にとれば蜂を寄せ付けないようにできます。蜂の嫌いな匂いにはどのようなものがあるかみていきましょう。
蜂は火と煙が苦手
「飛んで火にいる夏の虫」という言葉がありますが、火は昆虫にとっても人間にとっても危険な存在です。蜂は、そんな火の予感がするものが苦手で、避けて通ります。そのため、煙や焦げ臭い匂いが苦手なのです。
木酢液は煙のような匂いで効果あり
木材や炭を燃やして作られる木酢液という液体は、煙の匂いがするので蜂よけに効果的です。蜂が飛んでいたところや、飛んで来そうなところに、木酢液を容器に入れて匂いが出るように設置してください。すると、蜂が寄り付くのを防ぐ効果が期待できます。
蜂はハッカ油やハーブの匂いも苦手
また、蜂はハッカやハーブといった清涼感のある匂いも嫌いです。ハッカはとくに蜂が嫌う匂いのひとつで、霧吹きにして散布しておけば予防になります。ハッカ油のスプレーは以下の材料で作りましょう。
材料
- ハッカ油:20滴から60滴
- エタノール:10ミリリットル
- 精製水:90ミリリットル
これらの材料を混ぜ合わせ、霧吹き容器に入れたら完成です。材料はホームセンターや薬局などで手に入ります。
注意点としては、水は水道水ではなく不純物の入っていない精製水を使うようにしましょう。容器はエタノールを入れても溶けにくい、ポリプロピレン製またはポリエチレン製のものを使用してください。また、猫や小動物などにとってはハッカ油が体内に溜まると有害なので、使用を避けたほうがよいかもしれません。
燻煙剤は効果があるけどむずかしい…
「燻煙剤」(くんえんざい)という、煙をもちいる種類の殺虫剤は、蜂にも効果的なことがあります。ただし、使うことができるシーンが限られているので、使いこなすのはむずかしいともいえます。ここからは、燻煙剤が使える場面や、使い方をみてみましょう。
燻煙剤が効果的なのは密閉空間
燻煙剤は室内で使うものです。そのため、密閉された空間で高い効果が得られます。燻煙剤メーカーによる使用方法の説明でも、使用の際は窓や扉を締め切るように指定されています。
この燻煙剤を蜂に使う場面は、蜂の動きを鈍らせてから駆除したいときです。燻煙剤の効果で蜂は動きが鈍るので、これを使いながら殺虫剤で駆除する、というように使われます。駆除には使えますが、庭に蜂を寄せ付けないようにする目的としては、燻煙剤は使えないでしょう。
蜂は蚊取り線香の匂いも苦手
蚊取り線香は、蚊が嫌がる煙をだしますが、じつは蜂にも効果があります。燻煙剤は短時間しか煙が出ないのに比べて、蚊取り線香の煙は長く続き、熱も出ます。蜂の嫌がる要素がそろっているということです。
蜂よけには煙を使うとよいですが、燻煙剤を使うのはむずかしいです。蜂を避けるためには、蚊取り線香や木酢液、ハッカ油などを使いましょう。この後からは、蜂にであってしまったときに、蜂を刺激せずに丸く収める秘訣を紹介します。
気をつけよう!こんな行動が蜂を凶暴化させる
蜂が凶暴になるには、これから紹介するみっつのパターンがあります。蜂の気性があらくなる条件を知っておくと、いざ蜂と対面したときに、タメになることでしょう。みっつのパターンとは、匂いと行動、そして季節に気をつけるということです。
黒いものや甘い香りは蜂を引き寄せる
黒いものが蜂を引き寄せることは有名です。日中に黒いものが動くと、人間とは見えかたがちがう蜂の目にとっては目立つ存在になります。また、甘い匂いには近づいてくる習性があるので、気をつけましょう。
香水や整髪料をつけているときは、とくに蜂のいそうなところに近づかないほうがよいです。林のような蜂がいそうなところにいくときは、香りの強いものはできれば使用しないように心がけて、さらに白っぽい服と帽子をかぶるなどの工夫をしてください。
蜂は大きな声や激しい動きに反応する
動きや音に驚き、攻撃されていると判断すると、蜂は反撃しようとします。蜂を見つけたら、早く遠くに離れたいという気持ちは分かりますが、なるべく目立たないようにして立ち去りましょう。頭を低く伏せるとよいです。
蜂が凶暴になるのは夏から秋
蜂は女王蜂が生まれる夏から秋にかけて凶暴になります。この時期は子育てをしているので、蜂にとって巣を守ることが大事です。子どもを、巣を守るためであれば、積極的に攻撃してくるため、巣には近づかないほうがよいでしょう。
蜂を安全に駆除するためには
蜂の駆除をしたいときは、業者に依頼するようにしましょう。業者であれば、素早く、安全に蜂の巣を取り除いてくれます。ここでは、自分でするときの危険性を確認していきます。
業者に依頼するのが確実
蜂の巣ができてしまっている場合、業者に頼んで駆除するのが最適です。慣れないままの作業や、大きすぎる巣を相手にした駆除を自分でしようとすると、失敗することも十分に考えられます。巣が大きくなる前に、見つけたら早めに業者に頼むのがベストです。
自力で駆除するとリスクが大きい
自分で駆除することになると、刺されるリスクはすべて自己責任で負うことになります。駆除はどんな蜂であっても危険をともないますし、駆除してもまたすぐに再発してしまうおそれがあります。業者であれば、安全なのはもちろん、巣が再発したときの対策をしてくれる場合もあるのです。
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まとめ
蜂は匂いに敏感なので、寄せ付けないためには焦げた匂いのするものや煙が効果的です。木酢液や蚊取り線香を使いましょう。また、ひんやりした感じのするハッカの匂いやハーブの匂いも避ける習性があり、有効です。
匂いを駆使して、蜂予防に役立ててみてください。ただし、巣ができてしまったなどの理由で蜂駆除をしなければならないのであれば、自力ではせず、業者に依頼するようにしましょう。安全のために大切なことです。
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